ミャンマー北部探訪㉑ ミッチーナーの路上マーケット
ミッチーナーは、エーヤワディー河沿いにある、人口30万人もの大きな町。川沿いには常設の大きなマーケットがある。人口増加が激しいので、それでは足りなくなったのか、夕方になると、川沿いのマーケット街から直角状に延びた、駅近くのZay Gyi St(ザイ・ギー街)と呼ばれる大通りの、川寄りの一部が交通止めになって、巨大な路上マーケットが開かれる。近郊の農民や漁民などが直接物を持ち込んで、直販的な市場。
ミャンマー北部では、私の知る限り一番大きな路上市場で、どのような具合に開かれているのか、取材できなかったが、とにかく午後4時頃から、広い道路の中央部に、あっという間に物がどんどんと置かれ、両側を人が行き交う、長さ300メートルほどの路上マーケットが発生する。
売られている物は新鮮な野菜、果物、川魚、それに食料品類などが多いが、とにかく日常生活に必要なものはたいてい何でもある。
午後5時頃から6時頃に人出が一番多く、夕暮れが近くなるとマーケットの人は徐々に少なくなり、路上の市場もあれよあれよという間に消えてなくなる。暗くなると、いつもと変わりない車の通る道になる。
ミッチーナーには2015年以来3度訪れたが、最も活気があり、人出が多かったのは、2016年1月に見た、この夕方に発生する路上マーケットであった。