地球へめぐり紀行

新制中国の望郷編

ユーラシア大陸横断鉄道の旅 

はじめに

 人間は、いつの時代にも白い雲に乗って、大空を自由に飛び回る夢を見る。それを青春というなら、私は青春の証明を求めて旅に出る。時には、無謀ともいえる未知への旅こそ新たなる人生の道標となるだろう。

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 私は、多くの国でさまざまな列車に乗ったが、乗るたびに初めて乗ったような心地がする。そして、車窓から外のいろいろなものや光景を眺めるのが好きなのだ。何より、座っていれば地球上の光景が自分を中心に動いているようで、夢見る少年のように楽しいのである。

 今まさに、アジア大陸東端の先にある日本から、朝鮮半島、中国、中央アジアを通ってヨーロッパ大陸西端のポルトガルまで行く、二万キロにも及ぶユーラシア大陸を、鉄道で横断する世界で初めての新たな旅が始まった。これからの線路沿いに、偉大なる自然の変化と、さまざまな人々の有様などをどれだけ垣間見ることができるのだろう。

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中国西端の駅”阿拉山口”のプラットホームに立つ筆者

 さあ!、これから夢と希望に胸躍らせながら、私が撮影した多くの写真と簡単な文章による、痛快な楽しいユーラシア大陸横断鉄道の旅に、私と共に白い雲に乗って出かけよう。

この「横断鉄道の旅」の行程表

東京→ 下関 → 釜山(韓国) → ソウ ル→ 汶山 →(仁川、威海、北京、平壌)開城(北朝鮮)→ 平壌新義州 → 丹東(中国)→ 瀋陽 → 天津 → 北京 → 石家荘 → 西安 → 蘭州 → 酒泉 → 柳園 → 哈密 → 烏魯木斉 → 石河子 → 阿拉山口 → アルマアタ(カザフスタン)→ シュムケント →グズルオルダ → アクチュビンスク → サラトフ(ロシア)→ ミチュリンスク → モスクワ→ ミンスクベラルーシ)→ ワルシャワポーランド)→ ベルリン(ドイツ)→ フランクフルト → パリ(フランス)→ マドリード(スペイン)→ リスボンポルトガル)  全34日間

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平成6年に角川書店から出版された拙著