地球へめぐり紀行

ミャンマー北部探訪 編

ミャンマー北部探訪⑮ ミングオンの大鐘

 マンダレーから10キロほどエーヤワディー河をのぼった川沿いにあるミングオンは、王都になったことはないが、史跡があり、マンダレーから近いこともあって有名な観光地になっている。

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マンダレーから対岸のミングオンにわたる筆者

 私はマンダレーから船で半日間の観光に出かけた。マンダレーヒルの対岸にあるミングオンには、巨大な仏塔跡があることでよく知られている。

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 エーヤワディー河の船上から見たミングオン・パヤ(仏塔)の台座

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遠くからでもよく見えるミングオン・パヤの台座

 それは、ビルマ族のボートーパヤー王(1782~1819)が、世界最大の一辺140メートルの仏塔を造ろうとしたが、残念ながら建設途中に亡くなり、1790年から工事が中断したままになっているミングオン・パヤの台座のことである。

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巨大なミングオン・パヤ台座の入口

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壊れかけたミングオン・パヤの上部に上がる新設された階段

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ミングオン・パヤの上から北方への眺め

 ミングオン・パヤと呼ばれるこの仏塔は、1839年の地震で大きなヒビが入って、ところどころ崩れかけているが、補修されて上部に上ることができる。私は、仏塔の上に登って周囲を眺めた。

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ミングオン・パヤの上に立つ筆者

 この近くに、“ミングオンの鐘”と呼ばれる世界一巨大な鐘がある。これは、建設中の巨大な仏塔のために、ボードーパヤー王が1808年に造らせたのだそうだが、塔が完成しなかったので近くのお堂の中に吊られたままになっている。

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ミングオンの鐘が吊るされている建物

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世界一大きなミングオンの鐘

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ミングオンの鐘のそばに立つ筆者

 この鐘は口の外径が約5メートル、重さ90トンもある、ヒビの入っていない鐘では、今も世界最大級だそうだ。私は近づいて触って見たが、本当に大きな鐘で、当時の王の卓越した見識に驚かされ、近くに佇んでしばらく眺めた。その後、隣にあった白亜の仏塔シンピューメェを見た。

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シンピューメェの入口

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白亜の仏塔シンピューメェ

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横から見た、七段になっているシンピューメェ

 シンピューメェは、バーヂード王(1819-1837)が、王子時代に他界したシンピューメェ婦人を偲んで建てた仏塔で、須弥山の山並みを表現した、7段の回廊があり、本堂の正面には仏像が安置されている。 

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シンピューメェの中にある仏像

 2時間程見物し、熱かったので、果物を買って食べたが、甘くなく酸っぱかった。

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切り売りしているマンゴーやパイナップルなど

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ミングオンで見かけたコブウシの牛車