武漢 青年との交流(1984年10月)
10月4日、我々一行は北京から武漢へ飛んだ。空港には沢山の若者たちが出ており、いろいろな行事で華やかに迎えてくれた。
当日、湖北省博物館の古代楽器である編鐘を見た。武漢は編鐘でも有名な町で、その夜は劇場で編鐘の演奏会を聞き、その音に連れて踊る、天女たちのような編鐘の舞を見た。
武漢は、長江中流域の大都市で、長江と漢江の二つの川が町の中で合流している。この二つの川によって町が三つに分かれ、武昌(長江東岸)、漢口(長江西岸と漢江北岸)、そして漢陽(長江西岸と漢江南岸)から成り立っていることから、「武漢三鎮」と呼ばれている。
古代から川を利用した交通の発着場として栄えた町で、現在の人口は約821万人と言われている。
武漢の2日目は、市内の広い公園で、多くの若者が集まって、いろいろな行事をして、我々日本人一行を楽しませてくれた。最後は、お別れのダンスパーティーまであり、至れり尽くせりの歓迎で、あっという間の2日間であった。