新制中国の望郷

新制中国の望郷編③ 山東省 孔廟

孔子生誕の地である曲阜は、山東省の西南にある済南から南へ120キロ離れた、規模の小さな町。ここは、春秋戦国時代には魯の都であった所で、約800年間栄えていたという。曲阜と名付けられたのは、隋時代の紀元596年のこと。 曲阜の孔子廟への道 曲…

新制中国の望郷編② 山東省 泰山

泰山のある泰安市は、山東省中部にある人口500万余りの町。泰山は世界の複合遺産にも登録されている世界的に有名な山。 泰山頂上からのご来光 仙人が住むと思われていた泰山頂上 早朝、泰山頂上から西を見る 泰山頂上でご来光を待つ筆者 古代においては、…

新制中国の望郷編① 山東省 蓬莱市

蓬莱市は、山東半島の北部に位置する煙台市から北西約74キロに位置し、北は渤海、南は黄海に面しており、黄渤海分界線がある。 浜辺から蓬莱閣を望む 蓬莱湾で小舟に乗って遊ぶ子供たち 黄渤海分界地点に立つ筆者 蓬莱は、古代において秦の始皇帝が訪れ、…

新制中国の望郷編 序章

はじめに 私は、1975年9月に初めて北京を訪れて以来、2018年4月までの43年間に、中華人民共和国に80回訪れ、ほぼ全省を探訪した。 1976年6月、初めて万里の長城を見学した筆者 1976年当時の長安街 1976年当時の天安門 1976年6月当時、故宮の中…