地球へめぐり紀行

新制中国の望郷編

ミャンマー北部探訪⑧ マンダレー・ヒル

 マンダレーの中心街から北へ5、6キロ離れたマンダレーヒルまでサイケ(オートバイタクシー)を雇って行った。

f:id:moritayuuzou:20210420163025j:plain

1978年1月当時の王宮の堀から北を見上げたマンダレーヒル

f:id:moritayuuzou:20210420162846j:plain

マンダレーヒルの下から中腹を見上げる

 ヒルの入り口には大きな2頭のライオン像があった。これを“チンテー・ヂー・ナッカウン”と呼んでいる。チンテーはライオン、ヂーは大きい、ナッカウンは2つを意味する。

f:id:moritayuuzou:20210611150823j:plain

マンダレーヒル入口の巨大な獅子像
f:id:moritayuuzou:20210420162850j:plain
f:id:moritayuuzou:20210420162903j:plain
サンダムニ・パヤの白亜の小仏塔群からヒルを見上げる、右は入口のライオン像

 階段の入り口で靴を預け、素足で階段を上る。マンダレーヒルは全山が仏教の聖地になっており、沢山の寺院があるので、有名な観光地でもあり、外国人が多いが、現地のミャンマー人も多い。車でも7合目の頂上近くまで行けるのだが、地元の人は皆、天気に関係なく登れる屋根付き階段を使って上る。階段を上っても上っても果てしなく続く。

f:id:moritayuuzou:20210420162854j:plain

登る階段に屋根の付いた中腹

f:id:moritayuuzou:20210420162907j:plain

屋根の付いた階段

 一千以上もの階段が続いているそうだが、一気には上がれないので、休み休み上った。行けども行けどもなかなか行きつけなかったが、しばらく上っていると急な階段を上がった頂上近くに、土産物を売る店が並んでいた。そこでしばらく息抜きをした。聖地の頂上に着くための苦労だと思えばよいのだが、なかなかそうは思えず、悟ることもなくやっとの思いで頂上に着いた。

f:id:moritayuuzou:20210611150756j:plain

美しい大理石の壁

f:id:moritayuuzou:20210611150753j:plain

仏像の前で休む人々

f:id:moritayuuzou:20210420162859j:plain

仏像の前で祈る婦人たち

 階段を上り詰めた頂上は、全てきらめくように輝いているスタウンピー・パヤの寺院になっており、床は美しい大理石が敷いてあった。多くの人が、仏像の前に座っていたり、広間に座ったりして休んでいる。

f:id:moritayuuzou:20210611150749j:plain

床の大理石が光っている

f:id:moritayuuzou:20210611150743j:plain

寺院置かれた壺の中には飲み水が入っている

f:id:moritayuuzou:20210420190606j:plain

頂上のスタウンピー・パヤ

 日本と違って小乗仏教ミャンマーでは、多くの人が毎日のように寺院に詣でる。一面に明るいタイルが貼られている寺院は、極楽のような雰囲気があり、人々は至る所に座って休んでいる。

f:id:moritayuuzou:20210420162911j:plain

マンダレーヒルから見下ろした西側の光景

f:id:moritayuuzou:20210420162914j:plain

ヒルから見下ろしたサンダムニ・パヤの白亜の小仏塔群

 私は、しばらく床に座っていたが、スタンウピー・パヤの展望テラスに出て、広い広い果てしもなく北や東方に広がる大平原を見下ろした。南の方には、王宮やマンダレーの町が一望できる。樹木の少ない褐色の大地がむき出しになった所でも、山のないのっぺらぼうの所でも、どんな所でも人々の生活が営まれていることを感じながら、夕方近くまで眺めていた。

f:id:moritayuuzou:20210420162918j:plain

マンダレーヒルの夕景