板門店を通過して北へ行くことができないので、仁川から黄海を渡って中国の山東半島の威海の町に行き、北京経由で北朝鮮の平壌に行く方法しかない。仕方なくソウルで一泊することにした。
私は、すでにソウルには3回来たことがあるので、見物したい所はなかった。多くの日本人が韓国を訪れているし、特にソウルはよく知られているので、近代的な街の情影ではなく、1992(平成4)年代の、なるべく素朴な街の有様を写真で簡単に紹介する。
ソウルは、人口1000万近くもある巨大な近代都市で、大変華やかなのだが、はげしく変化している部分と、まだそうでない古いソウルが残っている地域もある。
以前にも泊まったことのある、ホテル・プレジデントに泊まって、ホテルの近くを1人で見て歩いた。
日本の昭和30年代や40年と同じような、なるべく素朴な古いソウルをと思いつつ、カメラを向けた。