2022-04-05から1日間の記事一覧

新制中国の望郷編⑰ 福建省 南山畲族の稲作文化

浙江省南部の景寧畲族の村は訪ねたが、最も畲族の多い福建省北部の寧徳地方をまだ訪れていなかった。 1995年10月9日の夕方、北京から福州へ飛んだ。翌日の朝、通訳兼案内人の陳凡氏(25歳)と、劉建輝氏(38歳)運転の車で、139キロ北の寧徳へ…

新制中国の望郷編⑱ 武夷の崖墓と祖霊信仰の起こり

江南地方には、古くから懸崖(人が登ることのできない絶壁)の高い所に棺が安置されていることはよく知られていた。懸崖の棺は、一般的に懸棺と呼ばれ、その場所は崖墓と呼ばれいた。 船棺の平面図 博物館に展示されている船棺 崖墓に安置されていた現場の写…